豊中市シルバー人材センター・自転車の不法駐輪見回りのしごと[家庭円満も健康も、仕事のおかげです] 170331

2017.03.31

豊中市シルバー人材センター
「不法駐輪の指導・整理業務」
Sさん(74才)

 


平成29年3月のある朝、阪急宝塚線の庶民の街・庄内で、自転車の不法駐輪の見回りの仕事をされているSさんに話を聞きました。

〇 指導員のユニフォーム・黄色いジャンパー姿のSさん。


 

―立ちっぱなしの仕事で、しんどくはありませんか。

「1時間ほど働けば5分ほど休憩できますので、大丈夫です。」

 

―いろいろお話を聞かせてください。Sさんは、何年のお生まれですか。

「昭和17年生まれで、今、74歳です。」

 

―今までどんな仕事をされてきましたか。

「昭和37年に岐阜の山奥から大阪に出てきて働き始め、60歳で定年、そのあと関連会社で10年務め、70歳で退職しました。その頃妻が病気になり、2年ほど“主夫”をしました。妻が元気になり働き始めようと思いましたが高齢のため仕事がなく、知り合いに教えてもらい豊中市シルバー人材センターに登録し、1年前に庄内駅周辺の不法駐輪を無くす“指導員”になりました。」

 

―働き始めて、つらいことがありましたか。

「その逆です。家にいたときには妻とよくケンカをしましたが、それもなくなりました。また、働き始めてよく歩くので健康になりました。不法駐輪の自転車やバイクにエフ(札)を貼る仕事で庄内駅の周りを何度も歩き、1日に1万歩以上歩きます。」

 

Sさんと一緒に、不法駐輪の自転車やバイクへのエフ付けに同行しました。

 

〇 こんなふうにエフが取り付けられます。


 

不法駐輪の自転車を見つけたら黄色い注意のエフをつけます。撤去された人は、自転車3.500円・バイク7.000円を支払い、服部南自転車保管所で返還を受けます。返還のための金額が高価なこと、また駅周辺に駐輪場が増えたこともあって、“今は不法駐輪も少なくなり歩きやすい駅前になっています”と話されていました。

 

Sさんが仕事をしている時も町の人たちから声がかかり、駅の景色に溶け込んでおられる様子がうかがえました。

 

〇 エフを取り付けているところ。駅周辺のいろいろなところを巡回しています。


 

最後に、Sさんの言葉 “ 仕事をいただき、働けることに感謝しています ” を聞いて、私もうれしくなりました。

 

豊中市シルバー人材センターHP



取材:2017年3月  和仁古 洋
発行元:とよなか生涯現役サポートセンター “Sサポ”
TEL:06-6152-7662