公園・緑地の維持管理のお仕事「現場の仕事が自分の性に合っています」190730

2019.07.30

株式会社 日本グリーンサービス

「公園・緑地の維持管理の仕事」

Iさん(76歳)

 


 

 豊中市の北東部に広がる千里中央公園は、多くの緑に囲まれた市民の憩いの場です。この公園をいつも美しく管理している株式会社日本グリーンサービスは、豊中市から公園・緑地の維持管理などを請け負っている会社です。ここで造園作業補助の仕事をしているIさん(76歳)を訪ね、話を伺いました。Iさんは“Sサポ”主催の「シニアのためのおしごとカフェ(茶話会形式の仕事説明会)」に参加したことをきっかけに今の仕事と出会い、6月から働いています。

 

 勤務は火曜日・木曜日の8:00~17:00、週2日です。自宅から東泉丘にある会社まで自転車で40分、そこからスタッフと一緒に車で現場に向かいます。草刈り作業時、草刈り機による小石等の飛散防止用ネットを持って作業中の現場を通る人の安全を図ったり、剪定した枝や刈り取った草を集めてトラックへ積み込むといった補助作業を行っています。

 


〇 刈り込まれた枝葉を掃き集めるIさん。


 

―取材日、梅雨時期で蒸し暑い現場でもIさんは元気です。以前はどのような仕事をしていたのですか?

「40年ほど地質調査の会社を自営でしていました。若い頃に会社勤めで技術を学び、独立しました。ビル等の建築物を建てる前に現場の地質を調査し、建築物を安全に建てられるか確かめる仕事です。その頃から現場の仕事には慣れています。外の仕事、動く仕事が自分の性にあっています。この仕事に出会えてとても良かったと思っています。」

 

―日本グリーンサービスの田中社長にも話を伺いました。Iさんを採用した理由はなんですか?また、仕事ぶりはどうですか?

「『おしごとカフェ』では他にも当社を希望する方もいましたし、Iさんの年齢のことも考えました。しかし、現場に慣れていること・建設に関係のある仕事をしていたという事から採用を決めました。当社には同年輩の方もいます。他の作業メンバーからも『とても元気によく働いてくれる』との評価を受けています。」

 


〇 草刈り機による小石等の飛散防止用ネットを持つIさん。


 

ー地質調査の会社は息子さんが後を継ぎ、現役を退かれたIさん。自営から一転し、雇われて働こうと思ったのはどんな理由からですか?

「わたしの周りのシニアはみんな働いていますよ。社会貢献もしたいですし。」

と、少しも気負いのないお返事でした。

「作業を終えて現場がきれいになったら、さわやかな気持ちになります。こちらもそうですし、公園に来る方も気持ちがいいですよね。そういう気持ちがこの仕事に就いてから芽生えて、普段でも身だしなみや日常生活をきちんとするとさわやかだと思えるようになりました。」

 

〇 Iさんと社長の田中氏。夏でも安全のため長袖・長ズボン等皮膚を出さないのが作業の鉄則です。


 

 元気であれば働く。そして仕事の後の美味しいお酒。戦後の日本の復興をささえ、4人のお子さん、7人のお孫さんのおじいちゃんとして当たり前のように働き続けるIさん。今日はますます元気でとても頼もしい『日本のシニア』にお会いして、取材したこちらも元気をもらいました。

 

2019年5月に開催された“Sサポ”主催の「おしごとカフェ」の様子はこちら


 

*この「シニアレポート」は、いきいきと活躍するシニアを、シニアが取材した記事です。

取材:2019年7月 中村 由里

発行元:とよなか生涯現役サポートセンター “Sサポ”

TEL:06-6152-7662