江坂の女子学生会館で調理補助のお仕事「元気で社会と触れていたい」190826

2019.08.26

株式会社 共立メンテナンス ドーミー江坂コミュニティハウス

「女子寮食堂で調理補助の仕事」

Sさん(71歳)

 


 

 北大阪急行江坂駅から歩いて5分、交通の便の良いところに、女子学生会館「ドーミー江坂コミュニティハウス」があります。ステキな生活空間が提供されている学生向けの女子寮です。ここでSさん(71歳)は今年2月から、月曜日~金曜日・16:00~22:00の間、調理補助の仕事をしています。家の近くの図書館にあった“Sサポ”主催の「シニアのためのおしごとカフェ(茶話会形式の仕事説明会)」のチラシを偶然見つけ、参加したことがきっかけでこの仕事に就きました。

 

〇 寮母と段取りを話すSさん。この日は寮長・寮母・Sさんの3人で夕食を用意していました。


 

―大きな白いエプロンとマスク姿のSさんに、仕事内容について伺いました。ここでどんな仕事をしているのですか?

「まず野菜などの洗浄・消毒・下ごしらえ(皮をむく・切る等)の仕事からスタートします。寮長が調理した料理の盛付もします。夕食作りを終え一息ついたら、食べ終わった食器類の後片付けが待っています。夜の10時過ぎまで立ちっぱなしです。今作っているのは60人分位ですが、多いときは80人分作ることもあります。」

 

 取材に伺ったときの夕食は冷麺でした。作業を拝見している間に、レタスもトマトもきゅうりもデザートのオレンジも、60人分の材料がみるみる下ごしらえまで進んでいきます。

 

―週5日勤務で働くSさん。Sさんにとって「働く」とはどんなことですか?

「私は外に出て働くことが好きです。自分が必要とされている、役に立っていると感じられることが嬉しいです。趣味もいいですがやはりそれだけでは満たされないものがあります。

 家にいて1日自由な時間をすごすより、生活にリズムがあっていいです。元気で社会と触れていたいですね。70歳を過ぎると年齢ではなく気持ちの持ちようですよ。」と、シニアの社会進出に心強いことばをもらいました。

 

〇 野菜や果物の洗浄をするSさん。


 

―こちらで働く前は何をしていたのですか?

「自宅で美術品を扱いながらカフェも併設している店を運営していました。そこでは定食を10食限定で出していました。用意する数はこちらの方がずっと多いのですが、その経験があるので私に向いていると思いました。美術品を扱う仕事はやめましたが、今でも休みの時には気軽に美術館に出かけます。」

 

―寮を運営している会社・共立メンテナンスの担当者嘉ノ海氏にも話を伺いました。Sさんを採用した理由はなんですか?また仕事ぶりはどうですか?

「『おしごとカフェ』でSさんにお会いして、話を聞いているだけで元気な方だと思いました。カフェで定食を作っていた経験もあり、基本ができている方なので採用して良かったです。今はたいへん頼りにしています。」

 

〇 レタスもあっという間に千切りに。手際のよさにほれぼれします。


 

 こちらの女子寮は100室以上あり、今日も孫世代くらいの多くの若い方を相手にいきいきと働くSさん。年齢を感じさせないきびきびとした仕事ぶりを拝見し、働くシニアのパワーを感じました。

 

2019年1月に開催された“Sサポ”主催の「おしごとカフェ」の様子はこちら

 


 

*この「シニアレポート」は、いきいきと活躍するシニアを、シニアが取材した記事です。

取材:2019年7月 中村 由里

発行元:とよなか生涯現役サポートセンター “Sサポ”

TEL:06-6152-7662