都市型農園・豊中あぐり[愉しきかな“あぐり農園] 170508

2017.05.08

都市型農園で社会参加
「豊中あぐり」
Iさん(70才)

 


豊中市社会福祉協議会が運営している都市型農園「豊中あぐり」の岡町菜園に、昨年度塾生として一年間農業について受講し、引き続き会員として活動されているIさんをお訪ねしました。

〇 住宅地の中にあぐり農園はあります。これからいろいろ植付けが始まります。


 

―もともと農業に興味があったのですか?

「定年少し前から職務とは全く無関係な“安全な食物”に興味を抱き、市民農園で有機・無農薬の野菜作りを楽しんでいました。会社人間でしたので退職後近隣の方々とは出会ったら挨拶をする程度で親密な付き合いは出来ず、市民農園でも野菜と話をしていることの方が多く、どちらかと云うと“鬱(うつ)的な生活”を過ごしていました」。

 

―豊中あぐりを知ったきっかけはなんですか。

「昨年の4月に豊中市社会福祉協議会よりシニア男性向け講座“豊中あぐり塾”開講のお知らせを戴き、早速塾生として応募いたしました」。

 

―受講時の様子はいかがでしたか。

「20名程度の塾生の中には、口から先に生まれたかのような元営業マンの方や手に職のある技術者の方々など様々の方の寄り集まりでした。でも皆“アグリカルチュアーに興味を持つ者の集い”として、過去の職歴を離れた付き合いが始まりました。

夏には大きな西瓜や取りきれないほどの胡瓜・茄子・トマトなどなど、また冬には立派な白菜、大根などなどが収穫出来ました。こう言うと全て上手にできたように聞こえますが、中にはブロッコリー・キャベツ・ゴーヤなど失敗作も多々ありました。反省…ですが、失敗もまた愉しからずやです。次回には必ず克服して見せましょう!と、意気込んでいます」。

 


〇 会員は全員男性。作業は話し合いながら進めていきます。


 

―やっていて楽しかったことは?

「この1年間の塾生としての集いは楽しい限りでした。炎天下の作業・極寒の中の実習でも、全ての方が生き生きとしておられました。収穫野菜を使って近隣の方々に振舞った夏のソーメン流し、暮れの餅つき大会など、普段騒がしく楽しんでいる塾生のせめてものお返しでしたが、一番楽しんでいたのは我々かもしれません。でも周りとのコミュニケーションは図られたかな、と思っています」。

 


〇 新しくつくった場所の畝たて。土壌改良に石灰を混ぜ込んでいます。


 

―今後どんなことをやっていきたいですか。

「農園の増設拡大・無農薬自然菜園・車椅子農園・都市型農園としてのビル屋上の活用・地域の小学校児&幼稚園児とのコラボ・収穫野菜の朝市での販売を含む採算化・ボランティアへの参加…と様々です。メンバーの夢は膨らむばかりです。

私自身も大病後3年近くなり、徐々ではありますが体力も回復しつつあります。今後あぐり正会員として皆様と“あぐりの未来創造”に頑張ろうと思っています」。

 

豊中あぐりのHPはこちら



取材:2017年3月 S.I
発行元:とよなか生涯現役サポートセンター “Sサポ”
TEL:06-6152-7662